ゴールデンウィークの旅行
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今年2010年のゴールデンウィーク(GW)は、4月30日を休めば7連休になる曜日配列や高速道のETC割引などで国内旅行、海外旅行ともに出掛ける人が去年のGWより増えそうだ。

国内では特に、大河ドラマの影響で高知、松山、長崎が人気を呼びそうだ。 JTBグループの販売状況や1200人を対象としたアンケート結果から推計すると、今年のGWの総旅行人数は、前年より 22万2千人増え2200万8千人と予測。

旅行支出に関しても、日銀短観による景況感の改善などから前年に比べて「支出をふやしたい」という意向が微増した。

期間中の総旅行消費額は406億円増えて9303億円と見込む。

国内旅行人数は前年同期比0.9%増の2150万人。

高速道のETC休日割引が4月29日から5月5日まで7日間連続で適用されることから、新幹線や長距離バスの利用が減少する一方で自家用車によるドライブ旅行が増加、ピークは1-3日と予想される。

方面別では、大河ドラマ「龍馬伝」「坂の上の雲」の人気に後押しされ、高知や松山、長崎が注目を集めているほか、平城遷都1300年祭が開催中の奈良を中心とした関西も旅行者が増えそうだ。

海外旅行人数は同4.3%増の50万8千人で、3年ぶりに 50万人を超えそう。

遠距離では欧州やハワイ、近場ではグアムや中国が人気。

特に中国は、5月1日に開幕する「上海万博」が多くの日本人で賑わいそうだ。

中東も航空路線の新設などでドバイなどが注目を集めている。

海外旅行の出発のピークは29-2日になりそうだ。

 

 

 

JTBは、「ゴールデンウィーク(以下、GW)<4月24日から5月4日の11日間(出発日基準)>に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向の見通しをまとめた。

その結果、4月30日を休めば7連休、高速道路のETC休日特別割引も7日連続適用できるため、長期休みを利用した遠距離志向、マイカー利用が増加。海外旅行人数は50.8万人(+4.3%)、3年ぶりに50万人を超える見込みだ。

国内は大河ドラマ等の影響で高知、松山、長崎が人気となっている。

なお、この調査は、1200人から回答を得た旅行動向アンケート、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向から推計したもの。1969年に調査を開始して以来、今年で42回目となる。  

今年のGW休暇は5月1日(土)から5日(祝)が5連休で、4月30日の1日を休めば7日間連続の休みとなり、長期の休みが比較的容易に取れるのが特徴で、旅行先も遠距離を志向する人が多い。

高速道路のETC休日特別割引(以下、ETC割引)も4月30日を含めて7日間連続で適用されるので、ドライブ旅行も大きく増えそうである。

アンケートによる旅行先でも北海道、四国、沖縄などの遠距離方面を予定している人が多い。  

4月1日発表の日銀短観によると景況感も改善。

家計をめぐる状況も良化し、個人消費に明るさが見られる。

アンケートで今後の旅行支出に対する意向を聞いたところ、「支出を増やしたい」は前年比較で3.0ポイント増加し、「支出を減らしたい」は6.4ポイント減少している。

旅行者数のみならず消費額も前年より増加となる見込み。  

JTBの海外パッケージツアー・ルックJTBの予約状況を見ると、遠距離の欧州、米国、ハワイは4月29日(祝)、近隣アジアやグアムサイパン方面は5月1日(土)、2日(日)出発がピークとなっている。

欧州やハワイへは5月5日(祝)、6日(木)の出発も目立ち、出発日をずらして安い時期に出かける人も多い模様。

一方、国内旅行は1日(土)、2日(日)、3日(祝)の宿泊が中心となっているようだ。

高速道路料金値下げが29日(祝)から5日(祝)まで適用されるので、出発日のピークは例年に比べ分散される傾向が強いと見込まれる。  

日並びが良いことから、GW期間中の海外旅行者数は50.8万人(前年比+4.3%)で3年ぶりに50万人を超えるのは2007年以来。

為替レートは安定して円高を維持しており、4月から実施される燃油サーチャージ額の値上げもさほど大きな影響は出ていない。

国内旅行も日並びの良さを反映して昨年を上回る2150万人(+0.9%)の旅行者数が見込まれる。  

今年のGWは日並びがよく長期の休みが取りやすい上に、円高の定着もあって欧州やハワイの人気が高い。

ショパン生誕200周年で沸くポーランドや、東西ドイツ再統一20周年・ロマンチック街道誕生60周年で話題のドイツなどが注目されている。

また、オーストラリアへの旅行者も前年を上回る見込み。

近場ではグアム、中国、アジア方面への旅行者が増えそうである。  

北京、上海、大連向けの航空路線の予約が好調。

特に上海では5月1日から上海万博が開催され、日本人旅行者の大きな増加が見込まれる。  

3月28日のエミレーツ航空の成田---ドバイ線(週5便)、エティハド航空の成田---アブダビ線(週5便)の就航に加え、4月26日にはカタール航空の成田---ドーハ線(週7便)が就航する。

航空会社の機材やサービスの評判もあいまって、新たな旅行方面として話題を呼んでいる。旅行会社も滞在ツアーだけでなく中東経由の欧州方面やアフリカ方面のツアーを設定しており、このGWは中東が注目を集める。  

今年のETC割引は、4月29日(祝)から5月5日(祝)の7日間連続で設定される。

ETC割引が始まってからほぼ1年、利用者も増えテレビ、雑誌などで活用法などが紹介され、日帰り旅行や帰省だけでなく、乗用車による宿泊旅行も増加すると見込まれる。  

4月24日から主会場である「平城宮跡会場」がオープンし、平城遷都1300年祭もいよいよ本番を迎える。会場でのイベントに加え、寺社や史跡など文化遺産が注目を集めることで奈良を中心に関西方面への旅行者が増える。  

「龍馬伝」「坂の上の雲」などの人気を反映して、高知、松山、長崎などゆかりの観光地が注目を集めており、GW期間中の観光客も昨年を大きく上回る模様。

各地域では、街全体の歴史やくらしの文化を、より魅力的に伝えるために、徒歩での散策や自転車による「まち歩き」を提案、注目を集めている。

また、さらに2010年の夏の旅行 も大いに楽しみである。

 

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